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3年前は13時出社

「モバゲー」を1人で開発した男──川崎修平氏の素顔という記事を読みました。
 聞くところによれば川崎氏は、「自宅にこもって作業する」「開発中はある飲料しか口にしない」といったユニークなスタイルでモバゲーを作ったという。

えてして開発者(クリエイター)というものは部屋に籠って一気に開発するようなケースを耳にする。サムファクのpod氏もそういった類なんじゃないのかなー。干渉されずに黙々と作業したい派というか。僕もデザイン業務がメインの時はそういう気持ちが無かったわけではないのでわかる気がする。ていうかサムファクがまだ4,5人しかいなかった頃って全員がそんな感じだったよなー。

ここで難しいのはそういった開発スタイルを会社として容認するかどうかだと思う。上記の川崎氏も通常の就業規則的にはあり得ない体制であり、それを認めてしまうと会社としての足並みが崩れてしまうのではないかと。フレックスの発展版及び成果報酬的な特例で認めていたのだろうけど、それが成り立つのは周囲を納得させる「圧倒的な成果」ありきだろうな。軍紀を破っても功績を上げればお咎め無しみたいな。

クリエイティブな会社を創るためにはこういった類の突出した才能を上手く活用しないといけないわけで、その際に発生する「非常識」な問題をクリアにしていくのがカギで、それを見事に制度化した時に最高の就業環境ができあがると思う。難しい。

ところでこの記事を読んでいてふと「ミスターコンピューター」池田敏雄氏の事を思い出した。池田氏は富士通で国産コンピュータの発展に大きく寄与した人物で、その類稀な才能とともに破天荒なライフスタイルも有名な方。

DeNA川崎氏と並び称するのにはどうか、というのは言わない約束。

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【参照】
「モバゲー」を1人で開発した男──川崎修平氏の素顔(前編)
「モバゲー」を1人で開発した男──川崎修平氏の素顔(後編)
池田敏雄 国産コンピュータに賭けた天才の軌跡(富士通)