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経営者じゃないのに経営者視点について考えてみた

「経営者視点」という言葉の定義は何なのかな?って考えたことがあります。

・個人的な問題よりも組織全体の成功を考える。
・短期的な視点ではなく、長期的な視点で考える。
・光の射す方向を示す。むしろ光を発する。
・全体的な数値から問題点を発見し解決策を指し示す。

ざっくりとこんなところかなぁって。


かつてさかんに「経営者視点を持ってもらいたいなぁ」と思ったりしていました。「いやいや、それは視界が狭すぎる」とか「そうは言ってもいろいろ事情があるんだけどなぁ」とか感じながらも調整したり、話合ったりと。

でもこの1年くらい「みんなが経営者視点を持つ事は無理」と思うようになりました。無理ってのは言い過ぎかもしれない。100点満点の経営者視点を持ってもらうのは難しいのかなぁって。

理由は一つ。「経営者視点を持つための材料に乏しい」から。

会社の未来を左右する戦略、全社的な細かい数値、人事戦略、オトナの事情などなど。情報公開が比較的進んでいる会社でも、ヒエラルキーがあまりなく、フラットな組織であろうと、絶対にみんなに話せない事は存在する。そして経営者に付随する責任も。それらの材料がそろって100点満点の経営者視点って持てるのかなぁって。なのに100点満点の経営者視点を求めるのは酷なのではないかと。

役員降りた時に結構重要な情報を共有してくれてて、「これではダメなんです。この情報は役員内で共有し、解決策を見出さないといけないのです。共有してくれるのは有り難いし、嬉しいんだけど、今後は重要な事項については共有しないでください。」と残りの役員にお願いした事があった。

それから重要な事項の情報が全く入ってこなくなった。「それでいいのですよ」と思う反面、一抹の寂しさもあったり・・・。人間って難しい。

まぁそんなわけで、みんなは経営者視点ではなく、経営者が見つめる先を目指して業務に勤しんで、その中でできるだけ広い視野と全体最適を考えていくようにすれば70点くらいの経営者視点を持てるんじゃないかと。


人生、経験ですね。そろそろ次の呪文を覚えるかもしれない。